第1回東京カープ会  993記

第一部−1  第一部−2  
第二部−1  第二部−2


質問者8 あのですね、二宮さんに聞きたいんですけど、「第一回東京カープ会」っていう「第一回」が気になるんですけど、これからどうするつもりかっていうことと、このカープ会でこうやってファンを集めて、これからどうするのかっていうことなんです。それっていうのも、私、私とシナガワさんとか下前さんは「カープと市民球場はみんなの宝物」という広島の市民団体の…あっ、市民団体といいますか、ファンのグループで、今年の夏に1764名のファンと市民のアンケートをとりまして、それをもとにして11月23日に「カープフォーラム」というのを開きまして、それをもとにして球団に提言を出したんですね。それで、カープに対して大変危機感を持っているファンだけが集まって、本当にボランティアでやってる団体なもんですから、もしも二宮さんがそういうファンを集めて、カープに対して働きかけをするっていうならば、本当にどういうことをやるつもりなのかっていうのを、私たち大変気になりますので。大変力のある皆さんでいらっしゃいます。私のように全然ないものと違いますので、そういう点をお聞きしたいんですけど。
質問者9 あ、すいません。僕はたまたまカープと市民球場をこよなく愛する人たちで、ファンの集まりで作った、「宝物チーム」っていうのを作って、色々活動してきてフォーラムとか提言とか出したんですけど、東京からたまたまカープの試合を家族で毎年見に行くんで、その時にたまたま知って加わったんですけど。抜け駆けしたようで本当に悪いんですけど。ただ、やっぱり色々心配ながらも、とってもカープが好きだし、ある意味ね、ファンが動き出さないと球場一つ作れないチームっていうのが、イライラする部分がある反面、そういうチームだからこそ愛せるっていうところも、ファンが支えてるっていうところがあると思うんで。僕が聞きたいのは、今そういうことで球団とかにも色々働きかけとかだんだんしてきて、球団としても町全体としてもやっぱり重い腰を上げ始めたかなってところで、これで緩めちゃうと、また下ろしちゃうと思うんで、手緩めずにやっていきたいと思うんですけど、これからファンがもっとやってったらいいことが、どういうことをやってったらいいかっていうところを教えてくだされば。
二宮 分かりました。皆さん、最後にじゃあ、私の…今の質問は、お二人の愛情っていうのはですね、私が最後にお答えします。最後はクイズですよね?まず、私の意見でございますがどうかってところですが、「第一回」っていうのはね、はっきり言ってこれだけ集まるとは思わなかったんですよ。最初「五十人ぐらいかな」と思ったら、本当皆さん、今日集まってもらってうれしかったです。ただ、僕が一言申し上げたいのはですね、感情とね、これからの計画って別なんですよ。そういう点では下前さんの意見っていうのは非常に近いんですよね。「愛してる!愛してる!こんなに愛してるのよ」だったら、それで終わりじゃないですか。近鉄バファローズ、最後の試合、みんな泣きました。どうするんですか。「こんなに愛してるのに私たち終わっちゃったのよ!」。物事なにも解決しませんよ。愛ってのは結実するもんじゃないんですよ。だったら行動するしかないじゃないですか。だから僕はとりあえず意見一緒だけど、やっぱりそういう今回のね、再編劇、カープは危機だったんですよ。だから今日、皆さんにお集まりいただいて、危機を共有できてるのか、そしてこれから新しいビジョン、建設的なことを考えなきゃいけないんですよ。「好きだ、好きだ、大好きです。私たちのカープです」。これだけだったらさ、なんていうのかなあ、何も物事は前に進まないんですよ。そのためには経営の問題もそうだし、ドラフトの問題もそうだし、今日出たスカウトの問題。一つ一つを自分らで分析していって、科学的な根拠を元に。そして、私たち、いきなり球団を持てるわけじゃないけれども、理想的なことを言えば、市民球団に近づけるならば、やはり共同出資形式を用いなければいけないだろう。そしてやっぱり、グラウンド自体も書き換えなきゃいけない。巨人におんぶに抱っこでだめであるならば、新しい収益構造を考えなければいけない。そのためのアイディアを出し合って、ホームページとかで私は出していきますけども、小さいことかもしれませんよ。それでお前、世の中動くのか?っていったら、動かないかもしれない。じゃあ、いきなり100m動かさなくても、今日1cmは動きましたよと。10cmでも大きいんですよ。それを僕は年に二回ぐらいやっていきたいなと思いますけども、あとは皆さんがそういうお気持ちを抱いてるかどうかっていうのは、これはまあ、強制することはできない。愛ってのは強制できないんですよ。そのかわり少しでも前に進めなければいけない。その時にはやっぱりですね、今のカープの現状を照らしていって、経営問題とか行政を動かすとかやっていかないとね。そういうことをしていかないと単なるね、「好きで好きで大好きです」だと何にも動かない。ね、下前さん。僕はそう思うよ、はっきり言ってね。だからそこをやっぱり変えていきましょうっていうことでですね。皆さん若い方も多いし、若くない方もいるけれども、色々な意見を出し合って、より建設的な議論をしていく。これが私の趣旨。
質問者10 樽募金する時に、メッセージ一緒に入れたらどうですか?カープに対して。お金だけじゃなくて、その時に紙切れに「浩二、ちょっとおかしいんじゃないか」(会場笑)
二宮 まあ、それはいろんな意見があるでしょうけど。
質問者10 意見を入れて、自分とカープがつながっとるという感じが。
二宮 それは、うちのホームページでもメッセージは行きますけれども、ただ、それを紙で扱うのはどうかと。中国新聞の記者に言ってくださいよ。私、これ強制で書けって言うわけにはいかないからね。
質問者10 中国新聞は株主じゃなかったですっけ。
二宮 株主じゃないんじゃない?
田辺 株主に入ってないでしょう。
二宮 だからこういう会合では全ては解決しないんですよ。皆さん色々言いたいことがある。でもそれをね、願望というのは権利じゃないんですよ、はっきり言って。でも、それで諦めてもだめなんですよ。ということは少しでも動かしていくしかないんですよ。そうなんですよ。急には変わらないんですよ。かといって、諦めるのもだめなんですよ。少しずつ動かしていくと。私はそれが一番ですね、遠回りであり近回りであると思います。じゃあ、田辺さん。
田辺 今おっしゃる通りですよ。「たかが選手が」って一言でね、全てが変わった風にですね、小さいところからどんどん大きくなる流れを今度東京から作るし、広島からもそういう波は今起きてますんで。ですからここで選手に届かない、オーナーに届かないもどかしさもあると思いますけど、しかしインターネットもあるし、新聞もある。僕らもテレビに出てきてから「球団おかしいよ」なんて言ってましたけど、そういうたくましい人は、もう広島にはあんまりいないんですけど。そういう形で少しずつでも、川口さんもいらっしゃる。少しずつでもやっていくことが大事ですからね。ですから僕も、明日早速広島に帰りますけども、皆さんの思いを少しずついろんなところでバーッと喋る、出していこうと思います。
二宮 川口さん、お願いします。
川口 今日これだけお集まりになったということは、僕ははっきり言ってびっくりしました。本当に。そんなに大々的には告知しませんでしたよね。
二宮 ええ。ホームページ…うちのスポーツコミュニケーションズと、あとはアスリートのサイトだけですね。
川口 そうですよね。本当に広島を想っている人たちが、こんなに東京にいるんだと。
二宮 伝えたいよね、広島に。
川口 本当に伝えたいと思いますし。ここんとこ中国新聞がですね、時永さんいますけど、非常に辛口になってきたですね。非常にカープに対して提言をどんどんどんどん出してきたっていうのは、僕は最高だと思います。いくら広島がヤクザの世界だとは言ってもね。(会場笑)でもね、やはり広島の中でそうやって対決していかないとカープも動かないし、広島の市民に対しての意見を、どんどんどんどんカープに対して出していくことによって、カープもどんどん変わっていくと思うんで。これからも中国新聞は辛口で書いてほしいし、それが本当に一歩ずつ、三歩でもいい、進んだら、本当にいいカープになっていくんじゃないのかなと。
二宮 時永さん!…いなくなっちゃった。
川口 いるよ。これを続けてくださいね、時さん。お願いしますね。
二宮 上田さん、一番最後に。
上田 あのー、僕はとにかく皆さんと一緒で、言い続けることだと思ってます。市民球場のね、跡地という時に、跡地に行くっていう時の危機感で僕は物事を、言論を始めたみたいなもんなんですけど、絶対に今の所になきゃいかんし、天然芝じゃなきゃいかんし、外野を広げなきゃいかんし。市民球場を日本で一番いい球場にするっていうところから始めないと、カープは絶対に再生しないと思います。で、その気持ちでですね、物を言い続けるという態度で生きていこうかなと思ってます。よろしくお願いします。
二宮 そういうわけで、本当お名残惜しいんですけどね、会場の都合もありますので。で、最後にクイズをね、出したいと思います。そのクイズで、ちょっとプレゼントをですね、ここに。川口さん、田辺さん、上田さんにも協力していただいて。挙手してください。当たったら、一番先に手挙げた人に、まずですね、私の『最強のプロ野球論』が三冊ございますんで。クイズ外れたら、外れた方はですね、『最強のプロ野球論』三冊ありますんで、それに関しては資格なし。外れたらですね。お手つきしたら。じゃあですね、アドリブでいきますね。
「広島カープが初優勝した時に、外国人選手といいますと、ホプキンスとシェーン・ブラウンでございました。シェーン・ブラウンは『シェーン』っていいました。シェーンの入ってた宗教は?」
回答者1 モルモン教。
二宮 ブーッ。
回答者2 ユダヤ教。
二宮 当たりー。そうなんですよ、シェーン・ブラウンはですね、九月に入ってね、休んじゃったんですよ。初優勝争ってる時に!それでね、古葉さんがね。中国放送で「今、大変なことが起きてます。古葉さんが説得にあたってます」。安息日、ユダヤ教の安息日で試合休んだんですよ!私はね、高校一年生でね、中国放送に電話したんですよ。「シェーン出せ!」。(会場笑)シェーンの代わりに深沢が出たら打てないんだから。ということで、ユダヤ教でございました。で、もう一問。
川口 深沢さんって今、甲府にいるんですよね。
二宮 もともと甲府工業だから。あれ、巨人ですから。で、巨人から広島に来てね。
川口 この前、久しぶりに深沢さんに会いましたよ。甲府に行って。
二宮 えー、それでは。
「初優勝の時に抑えのピッチャーっていえば、阪急からトレードされた宮本幸信さん。宮本幸信さん、非常に乱闘に強かった。そこでついたニックネームは?」
回答者3 キックの宮さん。
二宮 キックの宮さん!正解でございます。飛び蹴りくらわしたんですよね、キックの宮さん。さすがですね。それではもう一問。
「隠し球の名手といえばアイルランド。大下さんまでは…アイルランドの方がうまかったね。アイルランドのテーマ曲といえば何でしょう?」
回答者4 二人の愛ランド。
二宮 ちょっと歌ってください。、
回答者4 夏、夏、夏、夏、ココナッツ…
二宮 愛、愛、愛、愛、アイランド。正解でございます。(会場笑)いやー、なんというクイズなんでしょうね。じゃあ、ちょっと田辺さん。田辺さん、自分のクイズ出してください。赤ゴジラ。
田辺 じゃあ、三名様です。第一問。簡単です。
「カープの今季のチーム盗塁王は誰?」
回答者5 ラロッカ。
田辺 当たりー。
二宮 詳しいねー。
田辺 ちなみにラロッカは11個してます。さあ、続いて盗塁の問題です。
「カープの今季のチーム総盗塁数と、昭和六十年の高橋慶彦さん一人の盗塁数では高橋さんの方が多いが、どれぐらい多いでしょうか?」10個か、15個か、20個以上か。さあ、どれでしょう?
回答者6 20個以上。
田辺 当たり。慶彦さんは一人で73個してますからね。情けない話です。情けない問題が続いたんで、かっこいい問題いきます。
「隣にいらっしゃいます、三振か、フォアボールか、(会場笑)三度のリーグ三振奪取王に輝いた川口和久さんが、1981年、ルーキーの年、一月のキャンプで初めて衣笠さんや山本浩二さんとキャッチボールをした時、とってもびっくりされたことがあるんですよ。それはなーんだ?」
回答者7 球種を全部当てられた。
田辺 なんで分かるんですか!?当たりです。
二宮 みんな詳しいねー。
田辺 ストレートとカーブを投げたら全部当てられたそうです。おそれいりました。以上です。
二宮 じゃあ、川口さんの『投球論』が三冊あります。川口さん、質問出します?
川口 えー、じゃあ僕が一つ出します。
「初勝利を挙げた球場はどこでしょうか?」。川口が初勝利を挙げた球場。
二宮 これは多分凝ってるね。普通っぽくないね。これはすごい。これはスタルヒン球場。って冗談ですよ。(会場笑)
川口 あてずっぽうでいいです。
回答者8 後楽園。
川口 残念。
回答者9 呉二河球場。
二宮 いいとこつきますねー。きましたね!(会場笑)
川口 違いますよ。
  (このあとナゴヤ、平和台、川崎、広島市民、甲子園、倉敷、藤崎台などが出る)
川口 初勝利ですよ、僕の。初勝利知らないですか?ここに近い。
回答者10 神宮。
川口 いや、違います。もうちょっと先。
回答者11 浜スタ。
川口 その通りです。
二宮 意外に出なかったですね。浜スタです。
川口 じゃあ、その次いきます。
「初勝利を挙げた7月15日、横浜スタジアムだったんですけど、実は僕は先発投手としてそこで投げる予定ではなかった。その五日前に後楽園球場で、たまたま巨人戦でバントをした選手にボール捕りに行った人がギックリ腰になってしまったんです。さあ、そのピッチャーは誰でしょう?」
二宮 長谷川良平!
川口 ブーッ。実はそのギックリ腰になってしまって、動けなくなったんで、僕が急遽投げなきゃいけなくなって、それで初勝利を挙げたんです。
二宮 これは川口さん、同世代ということね?
川口 いや、僕の先輩ですよ。
二宮 ということは、分かった。これはね、竜でしょう?
川口 竜さんじゃないです。竜さんはそん時のピッチングコーチです。
回答者12 池谷。
川口 違います。元巨人にいました。
回答者13 福士。
川口 福士さん。そうです。旧姓松原。福士さんが後楽園球場でギックリ腰になっちゃって。
二宮 福士さんというとね、巨人との乱闘の時にね、いきなり山本浩二がデッドボールぶつけられたのね。知ってます?巨人のベンチに行ったんですよ、いきなりね。ベンチにいる柴田を殴ったんですよ。(会場笑)普通ね、乱闘になる時に行くでしょう?乱闘んとこを素通りして、巨人のベンチで柴田を殴ったんですよ。(会場笑)あの人すごかったですね。恨みがあったんでしょうね。
川口 そう、恨み。結構やられてますからね。
二宮 福士さんって逸話があってね。鳥取西高校なんですけど、これ、鳥取西高校って進学校なんですよ。その学校で一番だったらしいですね。東大に行くか、野球をするかって、野球をやったっていうね。凄い人なんですけどね。それはともかく、川口さん、もう一冊あります。
川口 じゃあ、もう一つ。
「私がプロ野球に入る前のデュプロ印刷にいた頃の背番号は何番でしょうか?」(難しさに会場笑)
二宮 これ、もうあてずっぽうでいいですよ。
川口 あてずっぽうでいいよ。数字。(会場笑)重いといえば重いかな。軽いといえば軽いかな。
二宮 結構有名な背番号?
川口 そりゃ、もう。そりゃそうでしょう。34とか25じゃないですよ。
回答者14 18。
川口 当たり。
二宮 おー。知ってた?知ってたらすごいよ。ということで、あとですね、上田さん、クイズ。川口さんのサインボール。
上田 すごく簡単な問題なので、誰が一番早いか。
「初優勝の時の優勝決定投手?」
回答者15 金城。
上田 正解です。
二宮 金城さんね。じゃあね、
「川口さんの実家の、ご商売やってるんですが…」
回答者16 旅館。
二宮 当たり。素晴らしいなー。じゃあ、最後もう一問。川口さん、なんか自分の、考えてくださいね。難しいやつ。絶対誰も分からないやつ。
川口 だって今まで誰も分からなかったじゃないですか。(会場笑)
「プロ野球に入った時に、一番最初にあたったバッターは?」。一番最初に対戦したバッターです。有名といえば有名、かな?
二宮 これはいい質問でね。これ、ちょっとずつヒント出しましょうね。
川口 これは中日の選手です。左バッターです。
回答者17 谷沢。
川口 違います。そんな有名じゃない。ちょっと体が大きかったな。
二宮 分かった。本当に分かった。
川口 それじゃ、もうちょっとヒントだそうか。地域の名前でありますよね。
回答者18 関東!
川口 正解。関東さんでした。
二宮 関東さん、その後スカウトやりましてね。どうもありがとうございました。そういうわけでですね、第一回カープ会、終了させていただきます。本当にですね、今日はですね、先程申し上げました通り、これほどお集まりになるとは思わなかったんですけども、今日はもう、広島市民球場を超えるですね、熱気で、あとは中国新聞がこれをどう伝えてくれるかという問題があるんですけど。本当に、私の個人的な方向では、年に二回ぐらいやっていきたいなという風に思ってます。(会場拍手)先のことは誰にも分かりませんけどね、やっぱり開幕前ぐらいと、開幕して終わった後の反省会ぐらいはやっていきたいなと。(会場笑)はい?あっ、あー、そうかそうか、祝勝会になればビールを皆頭からかけるということでですね。それでは閉会の辞で、皆さん乾杯でもいきましょうか。閉会のね。なんかご挨拶、一つお願いします。皆さん、飲み残してるビールをきゅっといきましょう。
川口 第一回カープ会、こんなに集まって本当にありがとうございます。僕もジャイアンツ行きましたけど、本当にカープを愛してやってきました。家族の事情がありまして色々あってジャイアンツ行きましたけど、とにかくカープがそのまま存続して、第二回、第三回のカープ会を開いて、優勝。まず91年以来の優勝をね、なるべく早く獲ってほしいと思います。そういうことで、皆さんもご健勝をかねて乾杯したいと思います。乾杯!頑張ろう。

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